相武台団地活性化プロジェクトメンバー
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相模原祭実行委員会
どんな活動をしていますか?
相武台団地に「おとなり」という認知症の方が通うデイサービス施設に週1回から2回通い、利用者さんと一緒に活動するというのが主な活動です。他にも、近隣の中学校に通う生徒に活動内容の発表を行う活動をしています。
何のために活動していますか?
相武台地域の活性化ために、同じ地域に通う青学生として自分たち若者の発想力や行動力を駆使し、相武台地域に新たな価値を創出することを大きな目標としています。また、認知症のことや地域の様子などを周りの人に知ってもらい、地域のみんなが暮らしやすくなることを目指して活動しています。
△今回インタビューにご協力いただいた
福井咲希さん
どんなときにやりがいを感じますか?
ボランティアと聞くと与える側のようなイメージがあると思います。ですが、“認知症の方だから自分が支える”のではなく、人生の先輩としてその方から貴重なお話を伺ったときに新たな気づきがあります。
また、活動をする中でやる気や元気をもらえます。例えば、『おかえり』や『いってらっしゃい』、『大丈夫?』という声がうれしかったです。こういった経験を通して今までの概念が崩れていき、力を合わせることで、1人ではできなかったことができるようになるという体験が活動のやりがいにつながっています。
印象に残っている活動は何ですか?
相武台団地「おとなり」に花壇があり、そこで何もない状態から畑を耕し、種を蒔きました。はじめは花が咲くのか不安でしたが、通っていくうちに徐々に葉も茂げ、夏くらいにキバナコスモスが咲きました。花が咲く前は葉を厳選し引き抜く、「間引き」という作業を行いました。私は畑の知識がなく、全くわからない状態でした。『どうやるの?』『葉っぱ抜いていいの?』と迷っていたところ、畑仕事が得意な利用者さんが、『こうやってやるんだよ』と1から教えてくれました。その後、『キバナコスモスを使って染物をしよう』という話が出てきました。このキバナコスモスから染物が出来上がるという連鎖が魅力だなと思いました。
青学生へのメッセージをどうぞ
私もまだまだ勉強中ですが、いろんなことを知ってほしいってことですね。私も実際に施設に通う中で認知症の方について知り、もともと持っていた偏見や壁がとても薄くなっていったと思うので、まずは周りの人や地域の方を知るというのがすごく大事だと思います。また、学生のうちにしか経験できないことがたくさんあると思うので、やってみたいと思ったらまずやってみるというのが大事だと思います。